New Jersey :: Bon Jovi

by Bon Jovi 1988年作品
New Jersey Slippery When Wet の大成功により、このアルバムは音作りの面で非常にゴージャスになった。バンド自身はあまりよく思っていないらしいが、デスモンド・チャイルドとの共作曲の完成度は高く、アメリカンハードポップの王道を行く。このアルバムが大ヒットするのも当然である。
 MTVでHeavy Rotation になったプロモーションビデオもさすがにメジャーバンドというゴージャスさであり、80年代の世界的Heavy Metal バブルの象徴ともいえる作品。 東京ドームの大晦日カウントダウンコンサートで、Blood On Bloodを一緒に歌ったのが個人的には懐かしい。
 新作 "This Left Feels Right - Greatest Hits (DVD付き限定盤) "にはベスト盤Cross Roadには収録されなかった "Born to be my baby" が収録されているのが嬉しい。

New Jersey

 楽曲紹介

  1. Lay Your Hands On Me

  2.  アリーナステージのオープニングをイメージさせるノリの良い曲。実際にコンサートのオープニングで頻繁に使われた。観客との合唱が非常に良く似合う曲。
  3. Bad Medicine

  4.  ビデオも楽しく、ライブ映えする大ヒット曲。ある時期は間違いなくBon Joviのテーマソング的な扱いがされていた。曲の出来については文句の付けようがないが、ギターのヴォイス・エフェクトは" You give love a bad name" の二番煎じになってしまうので避けて欲しかった。
  5. Born To Be My Baby

  6.  John の意向で、ベスト盤Cross Roadには収録されなかったが、良質の哀愁ハードポップ。デビュー曲の「夜明けのランナウェイ」にも通ずるところがある。
  7. Living In Sin

  8.  John Bon Joviという人は自分をよく分析できているアーティストだと思う。自分の声が一番良く響くメロディを知っているからこそ、このような曲が書けるのだろう。Bon Jovi ならではの曲。
  9. Blood On Blood

  10.  これはJohnの実体験か?と思わせる青春ロック。歌詞の青臭さにアメリカの若者が共感したんだろうと思う。曲もイントロからサビまでの流れがすばらしい。Bon Joviの楽曲中一番好きな曲。
  11. Homebound Train

  12.  イントロの汽車の音がいかにもBon Jovi 趣味だ。ファンキーなリフはVan Halen っぽく、ある意味では典型的なアメリカンハードロックだ。アメリカ人はこうタイプが好きなんだろう。
  13. Wild Is The Wind

  14.  こういった曲が中間にあるから、このアルバムが引き締まるのだろう。現在まで続く由緒正しきBon Jovi節だ。
  15. Ride Cowboy Ride

  16.  彼らが実は泥臭い音楽が好きだという証か。アメリカのバンドならでは。
  17. Stick To Your Guns

  18.  これも見事なBon Joviメロディだ。ミッドテンポの曲が続くので凡庸なバンドならだれるところだが、やはり全盛期のアルバムらしく良い出来だ。
  19. I'll Be There For You

  20.  イントロからAメロはかったるいのだが、Ritcheの歌が絡みあうサビは秀逸。Bon Jovi屈指の名バラード。ギターソロも良い。
  21. 99 In The Shade

  22.  典型的なアメリカンロックで、ライブ受けがよさそうな曲。楽しいよ。
  23. Love For Sale

  24.  Ride Cowboy Ride と同じく泥臭いカントリー。意表をついたラスト。
  25. You give love a bad name (live, Bonus Track)

  26.  ボーナストラック。この曲初のライブ音源だと思う。
This Left Feels Right のレビューはこちらにあります。
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