2003年4月28日、ついに第一子が誕生した。英語では was borned 〜 と表現する通り、本人の意思とは別に「生を受けた」のだ。 最初の「誕生」のみ受動であっても、これからの人生は全て能動、つまり自我を持って生きていくことになる。産まれ落ちた次の瞬間から、それぞれが唯一の存在となり、一人の人間として生きていく。赤ちゃんと言えども全く同じ人間は存在しないのだ。
そして、親は子のためにあっても、子は親のためにはない。親としてはこの子供が一人で立てる時まで、いや恐らく自分の命が尽きるときまで、精一杯のサポートをするだけである。それが、唯一してあげられることであるからだ。
とは言え、理想の精神論とは別の感情は当然ある。自分の子供は可愛いし、色々な期待を抱いてしまう。自分がやりたかったことの代替としての想いもあるだろうし、自分がして欲しかったことを代わりにやってあげたいという想い、子供と一緒にやりたいことへの想い、等など頭の中は子供の意志には関係ない妄想で膨らんでしまう.
これからは、子供から教えられることも沢山あると思う。自分たちも人間として更に深い存在になっていくだろうし、その必要もあるだろう。とにかく、焦らないように心がけよう。
この記事に対するトラックバックURL: http://www.ymzoo.com/_mt/mt-tb.cgi/197