凄い、凄いバンドだ。リリース後2年近く聴くチャンスを逃していた、自分自身を悔しく思う。聴くと自然にヘッドバンキングしてしまう1曲目の"Shockwave"をカッコ良いと思わなければ、ハードロック・ヘヴィメタルとの相性はゼロだろう。
そう断言できる豪快な名曲で幕を開け、全11曲徹頭徹尾ハードなロックンロールで突っ走る素晴らしいロックアルバムだ。
Mー9でメタリカをカバーをしているが、他にもGun's & RosesやVan Halenに代表される80年代のメタルバンドからの影響は至る所で垣間見える。
オリジナリティ云々を唱える人もいるが、自分たちの好きな音楽を素直に形にしただけでネガティブな要素は全く無い。
中にはM-7やM-10、M-11のように所謂"ジャパメタ"っぽい曲もあり、日本人の琴線にふれるコード進行や歌メロも楽しめる。
とにかく一度聴いて欲しい、と心から思うバンドであることは間違いない。
日本の10代バンドマンよ、これが世界、メジャーの実力だ。精進、精進。
ドッケンなんてそもそもあまり好きなバンドでは無い。80年代の全盛期に"Under Lock and Key"なんぞは良く聴いてはいたが、ギターソロ意外にのめりこんで聴くようなパートは無かった。
メロディや楽曲の構成が何か中途半端な感じだったのと、何よりもボーカリスト、ドン・ドッケンの声が好きでは無かったのだ。
「良いアルバム」だと感じたから、只それだけだ。
過去の楽曲名をタイトルとしたこの作品は、何でもドッケン最後のアルバムになるらしいのだが、80年代のテイストはそのままにボーカルを含めた全ての要素、楽曲構成・演奏・サウンドプロダクションがグレードアップしている。
ギターのジョン・レヴィンはジョージ・リンチを崇拝しているらしく、昔のジョージ・リンチを彷彿とさせるギター・リフやソロを散りばめている。
単なる80年代懐古ではなく、新しい作品としてもっと評価されるべきアルバムである。私は"Tooth and Nail"や"Under Lock and Key"よりも好きだ。
これで最後というのは少し寂しい。
巷で噂のGoogle Phoneを購入した。2週間ほど使ってみたので感想を書いておく。
Google Dev Phoneをちょうど一年前から使っているので、Androidについては割とヘビーユーザーの方だと思う。AndroidユーザーとしてNexus Oneに対しての第一印象は「速い!」だ。
Google標準アプリについてはAndroid 1.0に比べれば進歩しているが、それほど特筆すべきことはない。むしろiPhone標準(=Apple製)と比べて使い勝手が悪いという評価になってしまう。(ちなみにiPhoneも仕事で使用中。)
米国ではAndroid2.0でお目見えしたGoogle Mapのナビゲーション機能が絶賛されているが、日本未対応なのでレビュー不能、Google Voiceもソフトは使えるように設定したが、日本の電話は未対応ということなのでありがたみはない。(米国からの電話メッセージを受けることだけはできる)
では速度以外に特徴は無いのか?いや、そうではない。
"Voice Search"があるのだ。「しぶやからしがなわ」と言えば、Googleトランジットで「渋谷から品川」の乗り換え検索してくれるし、住所を言えばGoogle Mapで検索、「たからのちず」と言えばドラクエ9の宝の地図を一発検索してくれるという非常に優れものだ。
外れロットが当たってしまったのか、デバイスドライバの不具合かは解らないが、まれにタッチパネルの反応が悪かったり、ポインタがずれたりする。不具合っぽいものも含めて要は文字入力に難があるのだが、それを補ってあまりある位、音声認識は優れていると思う。
なにしろ、参照や検索だけなら指を使う必要はないからだ。メールを多用するユーザーにはむいていないかも知れないが。
まあ、そのうち文字入力も音声対応するようになるのは確実だと思う。現時点での認識率でも十分実用に耐えうるのだから。
ChromeOSが出ればAndroidは消えるのでは無いかという意見もあるのだが、私は逆だと思う。
AndroidがあればChromeOSは不要、というか立ち位置が難しくなるのではなかろうか。ChromeOS(Chromium OS Zero)を使ってみて、ちょっとそう思った。
私は地元のナゴヤ球場(ドームではない)でリアルタイムにこの祭典を体験している。当時、授業中は漫画を描いているかヘビメタを口ずさんでいるかのどちらかと評された、ヘビメタギター高校生にとっては国民的行事級の出来事である。
- ANVIL
- BON JOVI
- SCORPIONS
- MICHEAL SCHENKER GROUP
- WHITESNAKE
既にBigだったSCORPOINS、WHITESNAKEもこの後に全世界でのメタルブームに乗っかってさらに大ブレークした。MSGも日本では順調にセールスをのばした。
ANVILだけはその後名前を聞くことはなかった。私にとっては。
それが、まさか今になって映画の題材になるとは全く思いもよらない事態である。しかも30年間売れないバンドを続けた男達のドキュメンタリーという、音楽と同じく商業性の全く欠けた題材だ。
この時点で既に感涙ものなのだが、内容も切ない作品だった。
メタリカやガンズのメンバーがANVILを絶賛している理由が少し理解できた気になった。
典型的なロック馬鹿のアティチュードを徹底するボーカルのリップスと、これまたある意味典型的な芸術家肌のドラマー、ロブの生の姿を堪能できる。私も音楽家の端くれとして共感できる言葉も多数あった。
- やりたいことはやり尽くしてきた。後悔はない。
- 自分たちのサウンドを追求する。それが全て。
そんな人間でも、いやだからこそ廻りで支える人間や信じる人間がいてくれるのかも知れないが。
ロックのショウビジネスに関しては日本人の勤勉さや誠実さは本当に世界に誇るべきものであるし、ANVILにとって人生のクライマックスが日本での体験だと思うと、不覚にも目頭が熱くなってしまった。
着うたやその派生品であるJ-POPのカバーアルバム(PREMIUM COLLECTION - THE JAPAN COVERS ~一発勝負)等、最近は日本向けの活動が多い「兄貴」ことAndrew W. K.による日本向け企画アルバム。先述のアルバムで、「哀・戦士」をカバーしたことと、ガンダム30周年に乗っかったという、取り立てて日本アニメファンでも無い兄貴にとってはお遊び企画である。
このアルバムは、2006年にZガンダム20周年ということで劇場版が公開されたが、その時の企画物である"風呂嫌いギタリスト、リッチー・コッツェン"の「哀 戦士・Z×R」以来の英語によるガンダムソング集だ。
「哀 戦士・Z×R」はリッチー・コッツェンの、ギタリスト、ボーカリスト、アレンジャーとしての才能と実力をまざまざと見せつけられた名盤であったが、それに比べるとこのアルバムは原曲に忠実なカバー集に思う。
賛否両論あるだろうが、日本のファンサービスに徹底した兄貴のやり方を私は評価する。
リッチー・コッツェンの「風にひとりで(こちらは" ALONE AGAINST THE WIND")」はカバーというより、アンサーソングというかオリジナル曲にインスパイアされて作りました、というくらい別ものでリッチーのオリジナル曲と見まごうほどだが、絶品の超名曲に仕上がっている。
井上大輔のオリジナルは名曲「哀・戦士」のカップリングということなのか、劇中での使われ方が地味な(哀愁のある)シーンだったからなのか理由はわからないが私にとっては非常に地味なイメージしかなかった。
リッチーもアンドリューもオリジナル以上に印象的な曲に仕上がっており、逆にオリジナル曲の素晴らしさに気づかされた。
というような新たな気づきもあり、かなり気に入ったアルバムである。
