80年代 名作

by 石川ひとみ 他 2004年作品
プリンプリン物語 ソング・ブック  実はプリンプリン物語関連商品の中でもっとも切望されていたのが番組中に流れる音楽のCD化だったのではないだろうか。
私に至っては、リアルタイムで番組を見ていたときから正式な音源を待っていた人間なので、都合25年間にわたる願望がこうしてCD化という形で成就された。
2003年の再放送については全話DVD録画を果たし、個人的に歌の部分だけを編集したDVDなぞを編集し、さてどうやってCDに落とそうかと画策していた矢先のCD発売ニュースにはこころ踊らされた。

 妻に「プリンプリン物語」のどこがそんなに好きなの?と訊かれた際には「歌」と即答したほど、私にとってプリンプリンの歌は重要なものだ。
小学校6年〜中学2年までの3年間は、自分の人間形成にとっても非常に重要な時期だった。恐らく多くの人もそうなのではないだろうか。自分も悩みが多く、全国各地で青少年の自殺というニュースが多かった日々も、明日プリンプリン物語の続きを見なければいけないという理由で、「自分は絶対に自殺しない」と言い切れた。
中でも美しく、楽しく、時に切ないその音楽に随分励まされた。年末には「プリンプリンの紅白歌合戦」があるので、それまでは死ねないとリアルに思っていた。

2003年の再放送の中で、このCDの曲の多くは流れたのだが、私が大好きにも関わらずその1部しか流れなかった「ジプシーのうた」が収録されているのが特に嬉しい。
また、当時レコード化された音源もCDになっているので、「今こそ」のプルコーラスバージョン等、新しい発見があるのも嬉しい。

25年の月日が経ち、当時の子供が大人になりその力を結集して長年の呪縛を解き放った。2003年〜2004年のプリンプリン プチブームとはそんなものなのかも知れない。
だが、自分たちが25年前にもらった力を後世に少しでも伝えることができれば、そして自分もそれに僅かでも力を添えることが出来れば本望である。

25年前に生きる力をもらった音楽が、こうしてまとまった形になると、逆にもう思い残すことが無いと感じてしまうのはちょっと皮肉である。いやこれから、また新しい力をもらえるはずだ。

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by 石川ひとみ 1979年作品
プリンプリン物語 花手箱〈フラワーBOX〉~デルーデル編&アクタ共和国総集編〈前編〉  このサイトではプリンプリンネタが多いような気がするが、また書いてしまおう。何故なら、ついにプリンプリン物語のまとまったDVDが発売されるからだ。
 営業戦略の匂いがプンプンするのであるが、とにかく映像作品が発表されることは喜ばしいことである。
 2003年度の再放送でも明らかにされたが、NHKにはオリジナルテープが一部しか残っていないらしい。人形を担当した友永氏や「花のアナウンサーァーァーァ」で一世を風靡したつぼいノリオ氏が個人的に所有する家庭用機器で録画された非常に貴重なビデオテープを映像処理したものがこのDVD商品には収録されている。(らしい)
 というわけで再放送されたデルーデル編については、全てDVDに録画してしまった小生にとって、このDVDの価値はアクタ共和国総集編〈前編〉に集約される。
 予約特典等もおいしいのではあるが、プリンプリンファンの間では伝説化されているアクタ共和国編が最大の売りであることは間違いなく、ご丁寧にもアクタ共和国総集編〈後編〉はプリンプリン物語 夢手箱<ドリームBOX>〜ガランカーダ編&アクタ共和国総集編(後編)〜 に含まれるというあざとい戦略にも、この作品が映像化されたということだけで納得してしまう自分が悲しい。後編も買っちゃうのかな、やっぱり。
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by 大塚 菜生 2003年作品
プリンプリン物語  2003年4月よりプリンプリン物語が20数年ぶりに再放送された。本放送はNHK総合テレビで午後6時25分から6時40分まで放送していたが、今回の再放送はNHK教育テレビで行われている。
 再放送前にはDVDも発売され、なかなか好評だった。人形や関連グッズも発売され、各地でイベントも行われており、好き者の間では結構ブームになっている。
 私自身は、本放送をリアルタイムで見た口の人間であるので、20数年ぶりの再会に心ときめかせている人間の一人なのだ。
 この小説版は、今回の再放送(実は第2回〜442回はビデオがなく放送されない)と同じく、第443回からのストーリーが対象になっており、全5巻刊行予定だそうだ。
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