ネタとしてはちょっと古いが、AYAKOこと中ノ森文子はかなりの実力派ミュージシャンだ。Rock Fujiyamaへ出演した際に見せた、というか聴かせたギターや歌が十分にプロのレベル(当たり前なのだが)だったため、アイドル的な見方が全く当てはまらないことを認識させられたのだ。
このアルバムでもカバーしている"キスしてほしい(トゥー・トゥー・トゥー)"や最新シングル"イソブラボー"等、Blue Hearts関連の楽曲との絡みもあり、甲本ヒトロ・Blue Heartsチルドレンの一人かと思っていたのだが、実はシンディ・ローパーからの影響が大きく、Rock Fujiyamaでは見事に歌いこなしていた。
2ndアルバムとなる"Do the Rock"ではその名の通りRock色が強いアルバムになっている。
M3."ポラリスピケトラ"、M4."Hey You!!"やM7."Fly High"などはHard Popの名曲だと思うし、M5."君の中のム・ゲ・ン・ダ・イ"も良くできたポップソングだ。
ファンの間では1stアルバムの評価が高いが、この2ndアルバムでは楽曲・歌唱・演奏と全てがレベルアップし、捨て曲無しというレベルの高いアルバムで、現時点での最高傑作だと思う。
とはいえ、あえて苦言を呈しておきたい部分もある。
結構密度が高いアルバムなのであえてM12."キスしてほしい(トゥー・トゥー・トゥー)"を入れる必要があったかは疑問だ。(私自身はこの曲のコピーをしていたこともあり大好きな曲だが)。
また、M7."Fly High"やM10."Tomorrow"は楽曲は素晴らしいのだが、「頑張ってる私を褒めてあげよう」的な歌詞が多いところは改善要望点として挙げておきたい。
Action!としては、なんと1989年以来となるオリジナルニューアルバムだ。1989年というとイカ天・バンドブームであり、当時は番組内のプロバンド人気投票で1位になったこともあった。1994年にバンド10周年記念のベストアルバムまでは追っかけていたのだが、気づかぬうちに再結成(2004年)、アルバム発売(2005年)と大きなイベントが終わってしまっていたのは、デビュー以来のアクション!ファンとしては恥ずかしい限りだ。
実は19878-89年当たりのVitor時代におけるAction!のアルバムはあまり好きではなかった。バンド初期のAmerican Kiss等のハードポップ路線が薄れ、泥臭いブルースロックと洗練されたJPOPという局面が目立ち、楽しいパーティロックの色が無くなってしまっていたからだ。
しかし、このアルバムは初期のハードポップと後期のJPOPがうまくかみ合いつつ、アレンジはかなりメタリックだったりして非常に完成度の高い作品となった。バンドの最高傑作アルバムといっても過言は無いかもしれない。
全曲捨て曲なし、特にジャニーズが歌ってもはまりそうなM2.”愛という名の幻 ”や、いきなり2バス連打のスラッシュメタルアレンジながら曲のタイトルは"ピンクのハートは壊れそう"という80年代アイドル風だったりするM4.での洒落っ気、ライブで大合唱になりそうなM12."天使が踊り出す"等、稀代のメロディメーカー、ミュージシャンである高橋ヨシロウのセンスが大爆発している。
オリジナルメンバーは、ヨシロウとベースギター担当の大谷ケーイチのみなのであるが、ギター・ドラムには実力者を揃えておりバンドとしてのまとまりも揺ぎ無いものがある。ちなみに、高橋ヨシロウはこのバンドではギター・ヴォーカル担当であるが、NOVELA(ノヴェラ)ではベースを担当している。
ケーイチとはベーシスト同士で気が合うので、長続きしているのだろうか。
Action!の楽曲は歌謡曲テイストも強いので、先述の通りジャニーズ・アイドルが歌っても違和感はないと思う。
なので、今回は通常の楽曲紹介ではなくアクション!楽曲の内ジャニーズ向けの楽曲とカバーするアーティストをまとめてみた。(あくまで私個人のセレクションです)
2003年当時から気にはなっていたが、自分的に気持ち悪い感じだったので真剣に聴こうという気にはなれなかった。何が嫌いだったかというと、中途半端な可愛さと計算された天然ボケぶり、そしてその歌声だ。この「さくらんぼ」はメロディ以外は何もアンテナに引っかからなかった。
しかし、それは単に食わず嫌いだったということに気づいた。考えてみればこのブログで押している「椎名林檎」や「Judy and MaryのYUKI」、「戸川純」等どれも声は異質だ。というより私の好きなタイプの声ではなかったりする。(ちなみに好きな歌声は浜田麻里)
あらためて聴いた「さくらんぼ」の出来は素晴らしい。
その後多くのヒット曲を排出し、バラード「プラネタリウム」も人気があるのだが、私的には「さくらんぼ」を超える曲はまだ無い。
ある雑誌のインタビューで大塚愛は「自分の声は嫌い。黒人のような太い声で歌いたい。」と語っている。そして「曲は自分の声に合わせて作っている。」と続く。
若いのに計算高いな、という印象を持ったのだが、なるほど「さくらんぼ」は正に計算の結晶だ。
ブレイクに入る「イェィ」という合いの手や、ラストの「もう一回」等よくもここまで露骨に狙えるなぁ、と感心してしまう。
「私がオバさんになっても」で有名な、江口洋介夫人の森高千里が「非実力派宣言」というアルバムを出したときのことを思い出してしまった。
このブログではシングル曲をレビューするのは初めてだ。なぜアルバムをレビューしていないかというと、実は初めてAppleミュージックストア で曲を買ったからだったりもする。
久々にロックに触れた気がした。このアルバムのTVコマーシャルを見たときだった。テレビでCDのコマーシャルを見て購買意欲が沸いたことなど、これまでの人生で経験していない事かも知れない。
CMが良かった訳では決してないのだ。純粋にそこから流れる音楽と、ほぼ静止画として目に飛び込んでくる彼らの出で立ちがロックとしての魅力に溢れていたのだ。
ダークネスというバンド名は知っていた。2003年に英国、そして日本でも話題になったことも知っていた。
そしてこのアルバム"One Way Ticket to Hell...And Back "が高い評価を受けていたことも。
独特のファルセット・ヴォーカルは確かに好き嫌いが分かれるであろうが、イギリスで100万枚以上も売れたという事実が、この歌声が大いに受け入れられたということを物語っている。個人的にはそれ程気になる歌声ではなかった。
このアルバムのプロデューサーは、かつてのQueenを手がけたロイ・トーマス・ベイカーである。
その影響は如実に現れ、ガッツなロックアルバム色が強かったファーストアルバムに比べると、70年代英国ロックの香り高いアルバムに仕上がっている。特にM-9"English Country Garden"はフレディ・マーキューリーの歌声が聴こえてきそうなQueen風味たっぷりの名曲だ。
そもそもQueenもBeatlesからの影響が大きく、ハードロック全開のファーストアルバムに続く、セカンドアルバムは、Queenの最高傑作との評価も高い壮麗なアルバムだった。
The Darknessの変化(進化)もQueenのそれに近く、またイギリス人の琴線に触れる英国ロックの伝統芸を脈々と受け継いで進化したサウンドは単なるロックバンドでは収まらない、バンドのスケールを示している。
男声のファルセットが嫌いな人以外には絶対おすすめ。
別ページでも触れているが、「ヘビメタさん」が面白い。30分があっという間に過ぎてしまう稀有な番組だ。
そこで、いつかはゲスト出演するのではないかと勘ぐっているヘビメタバンド「陰陽座」を取り上げてみたい。
バンドメンバー全員が猫にまつわる芸名を持ち(狩姦:「かるかん」はちょっと強引過ぎるが)、妖怪メタルなるジャンルでヒットチャートにも顔を出している人気バンドだ。
歌詞カードは全て縦書きであったり、和服以外での写真は公開していない等その徹底振りはかつての「聖飢魔�U」を髣髴とさせる一見色物系バンドでもある。
しかし聖飢魔�Uがそうであったように、音楽はオーセンティックかつ分かりやすいヘビーメタルであり、そのメロディは高く評価されている。
特筆すべきは女性ヴォーカル「黒猫」の歌唱力だ。確信的なのかどうかはわからないが、かつての浜田麻里そっくりの声と歌唱法は、絶滅に瀕して久しい女性ヘビーメタルボーカリストの王道である。
敢えて付け加えておくが、黒猫の唄は文句無く上手い。
バンドのリーダーであり、メインライターでもあるベーシストの瞬火もボーカルを兼ねている。この人の唄も決して下手ではなく、プロのボーカリストとして十分水準に達している。
ゲイリー・ムーアやジョン・サイクスなど歌うギタリスト(の場合はベースだが)等、十分唄も上手いのだがそれ以上に楽器が上手いアーティストは、どうしても唄が弱く感じてしまう傾向がある。
瞬火の場合も稀代の女性ボーカリスト「黒猫」を擁しながら、何故唄う必要があるのか?、と感じてしまうのが弱点といえば弱点だ。
まぁ、ガンマ・レイのカイ・ハンセンよりは遥かにましだが。
また、個人的にはギターサウンドにもう少し切れ味が欲しい。毎アルバムの最後を飾る、J-POP風ダンスナンバーについては否定的な評論もあるのだが、私的にはもろ手を挙げて大歓迎だ。実はこのPOP曲は毎回一番楽しみにしていたりする。
「ヘビメタさん」9月で終了かなぁ?ゲームも発売されちゃうしね。。。
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