2005年8月 アーカイブ

by 陰陽座 2003年作品
鳳翼麟瞳 別ページでも触れているが、「ヘビメタさん」が面白い。
30分があっという間に過ぎてしまう稀有な番組だ。

そこで、いつかはゲスト出演するのではないかと勘ぐっているヘビメタバンド「陰陽座」を取り上げてみたい。

バンドメンバー全員が猫にまつわる芸名を持ち(狩姦:「かるかん」はちょっと強引過ぎるが)、妖怪メタルなるジャンルでヒットチャートにも顔を出している人気バンドだ。
歌詞カードは全て縦書きであったり、和服以外での写真は公開していない等その徹底振りはかつての「聖飢魔�U」を髣髴とさせる一見色物系バンドでもある。
しかし聖飢魔�Uがそうであったように、音楽はオーセンティックかつ分かりやすいヘビーメタルであり、そのメロディは高く評価されている。

特筆すべきは女性ヴォーカル「黒猫」の歌唱力だ。確信的なのかどうかはわからないが、かつての浜田麻里そっくりの声と歌唱法は、絶滅に瀕して久しい女性ヘビーメタルボーカリストの王道である。
敢えて付け加えておくが、黒猫の唄は文句無く上手い。

バンドのリーダーであり、メインライターでもあるベーシストの瞬火もボーカルを兼ねている。この人の唄も決して下手ではなく、プロのボーカリストとして十分水準に達している。
ゲイリー・ムーアやジョン・サイクスなど歌うギタリスト(の場合はベースだが)等、十分唄も上手いのだがそれ以上に楽器が上手いアーティストは、どうしても唄が弱く感じてしまう傾向がある。
瞬火の場合も稀代の女性ボーカリスト「黒猫」を擁しながら、何故唄う必要があるのか?、と感じてしまうのが弱点といえば弱点だ。
まぁ、ガンマ・レイカイ・ハンセンよりは遥かにましだが。

また、個人的にはギターサウンドにもう少し切れ味が欲しい。毎アルバムの最後を飾る、J-POP風ダンスナンバーについては否定的な評論もあるのだが、私的にはもろ手を挙げて大歓迎だ。実はこのPOP曲は毎回一番楽しみにしていたりする。

「ヘビメタさん」9月で終了かなぁ?ゲームも発売されちゃうしね。。。
BURRN!よ、スポンサーになってこの番組続けてくれ!

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