GUILTY ROSE :: ACTION! (アクション!)
1994年にバンド10周年記念のベストアルバムまでは追っかけていたのだが、気づかぬうちに再結成(2004年)、アルバム発売(2005年)と大きなイベントが終わってしまっていたのは、デビュー以来のアクション!ファンとしては恥ずかしい限りだ。
実は19878-89年当たりのVitor時代におけるAction!のアルバムはあまり好きではなかった。バンド初期のAmerican Kiss等のハードポップ路線が薄れ、泥臭いブルースロックと洗練されたJPOPという局面が目立ち、楽しいパーティロックの色が無くなってしまっていたからだ。
しかし、このアルバムは初期のハードポップと後期のJPOPがうまくかみ合いつつ、アレンジはかなりメタリックだったりして非常に完成度の高い作品となった。バンドの最高傑作アルバムといっても過言は無いかもしれない。
全曲捨て曲なし、特にジャニーズが歌ってもはまりそうなM2.”愛という名の幻 ”や、いきなり2バス連打のスラッシュメタルアレンジながら曲のタイトルは"ピンクのハートは壊れそう"という80年代アイドル風だったりするM4.での洒落っ気、ライブで大合唱になりそうなM12."天使が踊り出す"等、稀代のメロディメーカー、ミュージシャンである高橋ヨシロウのセンスが大爆発している。
オリジナルメンバーは、ヨシロウとベースギター担当の大谷ケーイチのみなのであるが、ギター・ドラムには実力者を揃えておりバンドとしてのまとまりも揺ぎ無いものがある。ちなみに、高橋ヨシロウはこのバンドではギター・ヴォーカル担当であるが、NOVELA(ノヴェラ)ではベースを担当している。
ケーイチとはベーシスト同士で気が合うので、長続きしているのだろうか。
Action!の楽曲は歌謡曲テイストも強いので、先述の通りジャニーズ・アイドルが歌っても違和感はないと思う。
なので、今回は通常の楽曲紹介ではなくアクション!楽曲の内ジャニーズ向けの楽曲とカバーするアーティストをまとめてみた。(あくまで私個人のセレクションです)
GUILTY ROSE : ACTION! (アクション!)
楽曲紹介・ジャニーズ版ガラスの夢: 電撃ショックナイトB面
タッキー&翼: 哀愁の旋律はこのユニットの声質にピッタリだ。
American Kiss : Action! Kit 1収録
少年隊: 明るいパーティソングは意表をついて少年隊が。
地獄への階段: Heart Raiser収録
SMAP: バンドの代表曲といえる名曲は派手なコーラスが売り。キムタクのなり切りロッカー唱法もハマるかと。
REACTION : Heart Raiser収録
TOKIO: ライブで映えるハードポップナンバーはやはりバンド形式が一番かと。
夢見る頃過ぎて: INTERACTION 収録
V6: 歌謡曲テイスト満載のこの曲は実は高い歌唱力が求められる。V6の年長組み向けの楽曲。
Tears Of Love: INTERACTION 収録
KinKi Kids: 筒美京平的メロディといえばキンキ・キッズ。
愛という名の幻 : GUILTY ROSE収録
山下智久 : NEWSというよりは、山下ソロの方が間違いなくハマる。
ピンクのハートは壊れそう : GUILTY ROSE収録
KAT-TUN: これは一押し。KAT-TUNが歌えば大ヒット間違いなし。ギターソロではなつかしのライトハンド奏法も登場するので、ライブでは上田竜也が活躍しそう。
天使が踊りだす : GUILTY ROSE収録
嵐: パーティソングなので、ジャニーズアイドルなら誰でもはまるのであるが、ちょっと馬鹿っぽい曲でもあるため。
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