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特撮
by 宮内 洋 2004年作品
![怪傑ズバット BOX](http://images-jp.amazon.com/images/P/B00005GP8J.09.MZZZZZZZ.jpg)
DVD化されるのを首を長くして待っていた。待ったかいあって、ついに7枚組みDVD Boxとして発売が決定した。内1枚はスペシャルディスクで、"怪傑ズバットメモリアル"というタイトルが付けられているが内容は不明だ。
宮内 洋という俳優は非常に惜しいタレントだったと思う。ヒーローとしてのかっこよさは、ワイルドかつ、男の色気を感じさせるマスクと、徹底したキザ演技、そして長身を生かした佇まいとおよそ俳優の資質としては十分過ぎる程の才能に恵まれていた。
しかし、唯一役者としてはある意味致命的な欠陥があった。どうにも滑舌が悪いのだ。ヒーローもの特有のシャウトが多いため、子供の頃は気にならなかったのだが、今彼のセリフを聞くと早口のうえに奥にこもった声がどうにも聞き取りにくい。 声の特徴は役者としての武器になる(田村正和がそうだ)が、聞き取りにくいというのはどうにも...
ほんの少しだけ何かが違えば、宮内 洋の"古畑任三郎"も存在し得たと考えると、芸能人の仕事、運命というのは数奇なものだとつくづく思う。
とは言え、四半世紀たった今でも DVD BOXが発売され、こうして手放しで絶賛するファンがいるということだけでも、ズバットに携わった人たちにとっては幸せなことだろう。いつか、ズバット50周年記念BOXが発売されるのかという想像も、かなりの現実味がある。
伝説になる日も近いぞ、ズバット!
by 宮内 洋 1977年作品
![快傑ズバット大全](http://images-jp.amazon.com/images/P/4575293717.09.MZZZZZZZ.jpg)
兎にも角にも、長坂秀佳氏のすばらしい脚本によりこの名作はなりたっている。主人公「早川 健」及び「ズバット」のキメ台詞、荒唐無稽な「日本で二番目」の用心棒の技とそれを上回る早川の技。極端な言い方をすればこれらのセリフと技の応酬を観るだけも十分楽しめる。(私はこの技対決の部分だけを別テープに編集してしまった程だ。)
駄作は全くないのだが、あえて言えばその芸風が確立された「8話:悲しみのプロパン爆破」「9話:涙の河を振り返れ」あたりがブッ飛んでいて面白いのでおすすめ。現在は映像商品が無いので、とりあえずこのムック本で来るべき日(DVD発売等)に備えて予習(復習≠復讐)してみるのも良いかも。
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