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究極 ! 変態仮面 :: あんど 慶周

by あんど 慶周 1993年作品
究極 ! 変態仮面 「それは私のおいなりさんだ。」という漫画史に残る名言をご存知だろうか。(いや知らない。反語)

1980年代後半から90年代前半にかけて、所謂「不条理マンガ」がちょっとしたブームになった。"吉田戦車"の"伝染るんです"の大ブームをきっかけに、青年漫画誌だけでなく少年マンガにまでその波は及んだ。

"斉藤 富士夫"という凄くまじめそうな名前ながら、少年マガジンの歴史に残る怪作"激烈バカ"が連載され、今なおその芸風を全く変えずに現役として第一線で活躍する"漫☆画太郎"は少年ジャンプ最大の超問題作、"珍遊記"でデビュー。そして、まさか少年サンデーがこの作品を週刊連載にするとは(悪)夢にも思わなかった、奇跡の傑作"ウノケンの爆発ウギャー!!" のうのせけんいち(ちなみに彼は精神病院に入院しているというウワサがある)と目白押しだった。

"究極 ! 変態仮面"というタイトルを初めて目にしたとき、所謂"不条理漫画"と同じ系統の作品かと思った。実は漫画としては非常にオーソドックスでスラップスティックな内容である。だが、主人公の母親の職業がSMの女王様で怒ると鞭打ち、蝋燭、亀甲縛りという職業病のお仕置きが飛び出したり、母親以外のパンティをかぶると正義の超人になるといった構成は、正に"変態"の名に恥じない内容だ。

寿司を食べようと女性が箸でつまんだ時に出た「それは私のおいなりさんだ」は今でも語り継がれる名セリフだ。
手に入りやすいうちに是非一読をお薦めしておきたい、快作だ。

ついにリメイク作品が!"帰ってきた変態仮面 :: 小林尽"としてジャンプスクエアに掲載されました!

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コメント(3)
桜もち :2005年11月28日 22:12

管理人様

はじめまして。

「変態仮面」について調べておりましたら、
こちらのサイト様にたどり着きました。

リンクについてのコメントが見当たらなかったため、
参考資料として私の日記にリンクしております。
もし不都合がございましたら、ご連絡いただけますでしょうか。

勝手なことを申し上げまして、失礼いたしました。

月牙 :2008年1月 7日 19:50

かつて変態仮面愛読者です。
差し出がましい事だと思ったのですが間違いがあるので訂正します。
変態仮面は、母親のパンティでは変身しません。
確認してください。

管理人 :2008年1月10日 10:19

月牙さん

ご指摘ありがとうございます。
確かに良く調べてみると、一度母親のパンティで変身しようと
したが、「その気にならない」という理由で変身できないという
話がありました。

「母親以外のパンティ」が正しい内容のようですね。

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