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2007年11月 アーカイブ
全てのソフトウェア技術者必読の書と断言してしまう。
Microsoft在籍時には、MS社内でもかなりの有名プログラマだったJoel Spolsky氏のブログを翻訳し書籍化したものだ。
Microsoft在籍時には、MS社内でもかなりの有名プログラマだったJoel Spolsky氏のブログを翻訳し書籍化したものだ。
blogの書籍化等というと陳腐なイメージをもたれるかも知れないが、http://www.joelonsoftware.com/ というサイトは1999年から続く歴史ある(?)サイトである。
恐らくblogという言葉が誕生する以前の、いわゆる「個人サイト」(本人はFog Creek Softwareという会社の社長だが)であるが、自分で開発したWeb発行システムCityDeskを使用したサイトであり、このWeb発行システムそのものがMovable Typeに代表されるBlogシステムの走りであり、サイトの内容もソフトウェアエンジニアとして思う日常を発信するというBlogコンセプトの先駆けである。
私は2000年位からサイトの愛読者であったが、いつの間にか日本語版サイトができあがり、本にまでなった。
これはひとえにこのサイトの内容が、全てのプログラマ、プロジェクトマネージャー、テスター、カスタマーサポート、コンピューターソフトウェア開発に関わる人間にとって非常に的を得た「生きた教科書」であることに他ならない。
特にプロジェクトマネージャーはPMPに時間を割くくらいなら、Joel on softwareを熟読すべきだ。(何の資格にも繋がらないが、確実に"できるPM"になれるはず)
Joelは非常に優れた技術者であり、非常に優れた文筆家でもある。彼の主張を何とか日本のエンジニアに伝えたいという思いで、有志が日本語化を行ったに違いない。
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