2005年末-2006年新春 お笑い芸人テレビ露出雑感
1年前は、青木さやか、波田陽区あたりで占められていた年末年始のテレビ番組も、今年は勢力図に変化が見られた。
青木さやか、アンジャッシュあたりは相変わらずであるのだが、今年はレイザーラモンHG、まちゃまちゃ、アンガールズ、オリエンタルラジオ、、次長課長の露出が多かった。
個人的に好きなのは、次長課長の芸達者ぶりだ。マニアックな物まねも好きなのでだが、中川家とのの即席コントのレベルは高く、名人芸ともいえる領域に達している。
青木さやか、アンジャッシュあたりは相変わらずであるのだが、今年はレイザーラモンHG、まちゃまちゃ、アンガールズ、オリエンタルラジオ、、次長課長の露出が多かった。
個人的に好きなのは、次長課長の芸達者ぶりだ。マニアックな物まねも好きなのでだが、中川家とのの即席コントのレベルは高く、名人芸ともいえる領域に達している。
反対に、めっきり見なくなったのが波田陽区だ。他にもヒロシあたりも露出が減ってはいるが、全盛期の勢いを考えるとギター侍はしぼむ勢いも速かった。
アンジャッシュなんかはブーム的な勢いは無いが、テレビ的には安定した露出を維持しており、芸人としての成熟ぶりが伺える。
カンニング竹山は、何だかんだと一年間持ちこたえた。いや、むしろ勢いが増している。相方には申し訳ないが、彼が病気療養のため、竹山がピン芸人状態になったことが原因なのだろう。不幸中の幸いというか、何が幸いするかわからない世の中である。
所感
波田陽区:
摩邪
レイザーラモンHG
次長課長
たけし軍団
一年前に比べると格段に露出は少なかった。エンタの神様にも出なくなり、このブログでも定期的なネタ更新が出来ないという非常事態になっている。
ヒップアップの島崎俊郎に仕掛けられたドッキリ番組位が目立った成果か。
フリートークが弱いならネタ一本に絞っても良いものだが、現在のテレビではフリーが出来ないと生き残っていけないのだろうか。
ウチくる?での「思い出侍」もネタがつまらないし、ネタ作りのブレイン強化が必要かと思う。猫ひろしよりも露出が少ないのは、日本のお笑い文化として由々しき事態ではなかろうか。
ギター侍として精進すれば生き残っていけるはず。
「まちゃまちゃ」という本来の芸名での露出も増え、紅白歌合戦にも応援出場した。紅白はかなりテンパッていたが、オンエアバトルとは全く無縁の芸人が年に一度の晴れ舞台に立つあたりNHKの必死さが伝わる。
「まちゃまちゃ」としては木更津の元ヤン風キャラが定着しつつも、見た目よりは女の子としての可愛らしさを散りばめた芸風で、トークバラエティ内での位置を築きつつある。
クワバタオハラあたりと若干かぶるのだが、見た目と関東風味が独自性を出している。
摩邪としてのネタが、弱いものイジリではなく反社会的な感じが増えており、見た目のキャラとはギャップがあったりする。反社会的というのは江戸時代あたりから脈々と続く、笑いの伝統芸のようなものだが、ネタとしての落とし方やマジャコングとしての立ち振る舞い等に改善の余地がある。
「断末魔の英雄」とも言うべきか、キャラ芸人として出るだけ出とけ!という感じの露出だ。
頭の回転は良さそうなので、KISSのジーン・シモンズとか聖飢魔IIのデーモン小暮のようにトーク以外での本業(彼らの場合は音楽)を持っていればあのキャラのままで芸能界で生きていけるのだが。
確か漫画が旨かったので、「やくみつる」や「みうらじゅん」のような位置づけになることが出来ればベスト。
ちょっと志茂田景樹みたくなるというのも手か。いづれにしても特別な才能が必要だけど。
「おめぇに喰わせるタンメンはねぇ!」は流行語になるべきではなかろうか。
「とんねるずのみなさんのおかげでした」で見せた河本のマニアックものまねは秀逸だ。
だがそれよりも秀逸なので中川家との即席コントである。実際は河本と中川弟のからみが中心であるが、以外に井上や中川兄も旨く絡んでおり、その笑いの才能を見せつける。
トーク系バラエティでは天然バカぶりを披露している井上だが、コントのアドリブは旨いよ。
21世紀、平成18年になっても昭和芸人集団の3時間スペシャル(深夜だけど)が見られるとは想像していなかった。
世紀末に「お笑いウルトラクイズ」でお正月の一家団欒を地獄へと叩き落した集団が、芸風はそのままで現代でも生き残っているのは特筆できる。平均年齢は40歳代というオヤジ軍団だが、20代と同じ体を張った芸風と、あまりにもクダラナイ話芸は健在だ。
ゲストで出演した「猫ひろし」は実はかなり軍団向きの芸人だと気づいた。猫でも月収150万位だというから、お笑いブームは恐ろしい。ブームがさったら、ブームとは関係ないたけし軍団で延命して欲しい。
「殿」ビートたけしには往年の切れはなくなり、今回で軍団長を引退するとのこと。2代目団長はガタルカナル・タカが襲名する。
実はたけしよりたけしらしかったりする人なので、3代目、4代目に繋がるよう若手を育てて欲しい。
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