2005年5月 アーカイブ

波田 陽区  時期が重なったこともあるが、魚住りえ、福沢朗と元日テレアナ斬りを見せてくれた。
まあ、元社員なのでそれほど波風が立たないだろうという思惑もあろうが。

 割と実験的というか、あるテーマに沿ったネタは他の番組で披露しており、それはそれで熟練芸と化してきたギター侍の力量を測ることができるが、新ネタ発表の場として「エンタの神様」はおいしい番組だ。
それにしても、今チューヤンは何処に?昔香港のTVで観たことがあったが。。。

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 摩邪 魔邪 マジャ・コング  「普通の人が思っていることをテレビで言っているだけ」という批評は最もで、それは波田陽区への批評とも連なるものだ。
いや、日本のお笑い芸というものは歴史上体制を批判したり茶化したりするものであり、その流れは現代も着々と受け継がれているだけだという気がする。
恐らく人前で繰り広げられる笑いというものは世界中どこでもこの種の「みんなが知っているものへの茶化し」ではないかと思う。

以前も書いたが、摩邪は完全に「キャラ」勝ち組で、波田陽区の「ギター侍」と全く同じだ。
同じネタをフォーマットを入れ替えてやっても違和感はないだろう。
特に、5/21オンエアの石田純一落としはギター侍風構成だったと思う。

「まちゃまちゃ」と言う芸人は根が真面目で、芸達者である。というの点では「友近」「青木さやか」と同列ではなかろうか。 今回のネタでは「阿波踊り」の弾けっぷりが異様に面白かった。先の波田陽区「ジャパーン」と並んで今週のヒットだった。

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波田 陽区  モー娘。のメンバー知らないなどと、久々にオタの逆鱗に触れる切れを見せてくれた。
普通の人が思っていることをテレビで言っているだけだ、という批評は出たての頃からあるのだが、久々に笑った。

 ついでに、ひろみGoのネタでの「ジャパーン」という絶叫は、会場も笑いの渦に巻き込んでいたし、私もテレビの前で大笑いしてしまった。
大昔に、オールナイトニッポンでビートたけしが「間抜けなものコーナー!」と絶叫しただけで高田文夫が大笑いしていたのを思いだした。いやネタも良かったですよ本当に。

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ヘビメタさん 前回の記事へ『熊田曜子の今週の一本は寺ヘンだ』というコメントを頂いた。
私はノーチェックだったが、確かに、懐かしの「寺内ヘンドリックス」の1コーナー「ギターフェチの女」からの拝借だ。
ついでに書いておくと、寺ヘンにはハウンドドッグのギタリストで実はメタル好き、プロギタリストでありながらGITに留学経験を持つ、根っからのギターキッズ「西山毅」が「ギター侍」として各国のスーパーギタリストとギターバトルを繰り広げるというコーナーがあった。今やギター侍と言えば波田陽区であるが、元祖・本家・初代ギター侍は寺内ヘンドリックスの西山氏だ。
さらについでに書いておくと、寺ヘンとは「"エレキの神様"寺内タケシ」と「ジミ・ヘンドリックス」の合成。寺ヘンの詳細はこちらで詳しく書かれている。

今週のゲストは武藤敬司。プロレスと、メタルといえば昔から何かとつながりが深い。こちらで番組詳細を見られる。

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 摩邪 魔邪 マジャ・コング  「ハァ?」よりは「ひとーつ」の方が印象に残るフレーズだ。「ハァ」が流行語大賞になるとは思えないが、年末まで勢いが続きそうなタイプの芸人だ。
「髪は女の命です」等、年齢の割には古いフレーズをよく知っており、意外に勉強家なのではないかと思わせる。

 とは言え、ちょっとネタが苦しくなってきたきらいもある。学校の先生がチャラチャラしているとは思えないし、オチも今ひとつ。先週は良かったので、今が頑張り時だと思う。

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波田 陽区  常に最新の話題を材料にすれば、ネタつくりには困らない。というわけで最近話題のマジャコング斬りだ。
お笑い芸人を斬るというのは、ある意味一番無難な方法だ。ただ、楽屋オチを越えた思い切った切り口であれば、他の題材よりも思い切ったネタが作れる。つまり面白くなるということだ。

 長井秀和ネタが一番良かったが。

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ヘビメタさん 4月から始まった「ヘビメタさん」が面白い。10年以上前のバンドブーム時に金網デスマッチ風なリングの上でメタル系アマチュアバンドが演奏するという番組「ヘビメタ虎の穴」があったが、この番組もオープニングとエンディングで似たようなセットを使っている。
昔の番組はMCが野沢直子だったと記憶しているが、「ヘビメタさん」では熊田曜子がメタル・クィーンということもポイントが高い。
日本在住2年で、すっかり日本語ペラペラのマーティさん(元メガデスのギタリスト、マーティー・フリードマン。)が毎回華麗なテクニックを披露してくれるのも嬉しい。

 ゲストもローリー寺西野村義男といったメタルに馴染み深い人と、YOU、濱田マリといったメタルに無縁の元ミュージシャンが交互に起用されており、ゲストの選び方にも番組スタッフのセンスを感じる。
ちなみに、5月10日オンエアの冒頭で、熊田曜子が「今日のゲストはメタル・クィーン『はまだまり』でーす」と叫んだ時には、「元祖メタル・クィーン浜田麻里」登場か?っと一瞬盛り上がったが、1秒後に「濱田マリ」が登場するというオチがあった。このあたりも「狙って」いるのだろか?視聴者の多くは80年代メタルブームの洗礼を受けていると想定すると、狙い済ましているとしか思えないが。

恐らく、パクリという批判があるのは承知で行っているとは思うが、先述の「ヘビメタ虎の穴」、BURRN!のシンコーミュージック提供でヤングギター編集長のマスターや和田キャプテン、伊藤正則のMCによる本格メタル番組「Pure Rock(ピュア・ロック)」と、リアルタイムでこれらの番組を見ていたスタッフによるオマージュ(断じてパクリでは無い)は見事だと思う。「タモリ倶楽部」でおなじみだった「エアギター大会」の拝借はご愛嬌ではあるが。(でも面白い)

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魔邪 マジャ・コング  魔邪という芸人のネタは全く持って正論である。少なくとも私の個人的見解とは見事に一致する。
ということで私自信は非常に共感できるネタが多く、逆に笑いというよりかは真剣(?)なアジテーションとして見てしまっているところもある。。

 元々、「チャラチャラした女性」への怒りがネタとなっていたらしいが、最近は女性のみならず、全ての「ウザい」物へのアンチテーゼと化しているようだ。
「ギター侍」とも同様に、このキャラクターだからこそ許される、あるいは「客が引かない」笑いを提供できており、本家「アジャ・コング」やもっと年上の「デビル雅美」なども未だ悪役キャラが成り立っていることを考えると、長続きできるキャラではないだろうか。

 以外に演技派なので、素がどんなキャラかはちょっと不安。「だいたひかる」がバラエティ番組で見せる素の姿は、かなり普通の人間かつ笑顔がとっても不細工だったので一気に引いた経験がある。魔邪はそんな芸人ではないことを祈る。ちなみに「まちゃまちゃ」というのが正しい芸名らしい。

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波田 陽区  日本プロ野球史上初のセ・パ交流戦が開催された翌日のオンエア。絶好調だった中日ドラゴンズが、絶不調だったオリックスに連敗したため気分が悪く、タイトルにわざわざ「昇り龍」などとつけてしまった。
という、本編には全く関係ない枕はここで終了。

 ギター侍関連の記事を載せてから間もなく一年が過ぎようとしている。
一年前は、正直ここまでブームになるとは思っていなかったし、このサイトもこれほど多くの人の目に触れるとは想像していなかった。
インターネット、Web、Blogのメディア力は非常に強く、TV、ラジオなどの旧態メディアは追い抜かれる運命にある、という予測をたてる人は決して少なくない。しかし、テレビによる集客力、誰かさんの言葉を借りれば「リーチ」はまだまだネットの比ではないというのは私の実感だ。

 1年前から書いていることの繰り返しであるが、「ギター侍」については敢えてスタイルを変える必要もなく、ネタ集めさえ怠らなければ何十年と喰っていけるキャラクタだと思う。
波田陽区にはひたすらに芸の道を突き進んで頂きたいと思う今日この頃。

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