Purple Rose :: Emerald Johnny
by エメラルド・ジョニー 1993年作品
地下で秘かに流通し、一部で熱狂的な支持を得たアルバムである。いわゆるインディーズの一種なのだろうが、商業的な流通は一切していない本当に隠れた名盤だ。
音楽的には、ハードロックをベースとしながら、日本的な要素を多分に含んでおり、所謂「90年代J-POP」にカテゴライズされるのであろうが、送り手としては純粋に自分が聞きたい音楽を創作したというのが真実だ。
リリースされてか10年以上たっているし、中には20年以上前に創られた曲もあるのだが、私は今でも良く聴いている。
音楽的には、ハードロックをベースとしながら、日本的な要素を多分に含んでおり、所謂「90年代J-POP」にカテゴライズされるのであろうが、送り手としては純粋に自分が聞きたい音楽を創作したというのが真実だ。
リリースされてか10年以上たっているし、中には20年以上前に創られた曲もあるのだが、私は今でも良く聴いている。
惜しむらくは、曲の出来不出来の差が大きいのと、歌詞が稚拙なことである。
ギターとヴォーカルに以外は全て打ち込みで創られているというのが、B'zと同じ編成であるということだ。当人はあくまでもバンドをイメージして作曲したのであるが、メンバーが集まらない等の諸事情により、このように一人で作詞、作曲、歌、ギター、アレンジ、打ち込みをこなすハメとなった。
状況としてはB'Zというよりは、ロビー・ヴァレンタインに近い。
一応、作詞・幻魔 麗、作曲/編曲・Tetsushi、そしてプロデューサーはこの文章を書いている山崎哲詩である。
一部MP3化した楽曲を載せておきますので、是非一度聴いてやって下さい。
Purple Rose
楽曲紹介My Legend
昔、タイトーの「ミネルバトンサーガ」という名作RPGがあった。ゲーム内の神殿の音楽にインスパイアされて作ったイントロ曲。
Cold Crazy Boy [MP3ファイル]
当人はLiving Colorを意識したファンクメタルを作ったのだが、どちらかというと"B'z"タイプの曲。メロディは日本旋律を意識的に盛り込みながら、ファンクメタルという当時は新しいサウンドをうまくミックスした意欲作。
Dragon Warrior
メロディ、フォーマットとも所謂70年代日本アニメサウンド。と言うわけで、歌詞もアニメ風にしてみた。タイトルはかの超有名RPG「ドラゴンクエスト」のアメリカ版タイトルから拝借。そうすると、アニメというよりロニー・ジェームス・ディオ風の歌詞に聴こえるからあら不思議。
Rock In Tokyo [MP3ファイル]
フォーマットとしてはエアロスミスを意識した曲。ギターリフから作りはじめ、バックの演奏が先に出来上がったので、ボーカルは割りと自由に唄っている。ノリの良いロックンロール。
Sheana
ジャパニーズメタルここにあり!イントロ、Aメロ、ブリッジ、サビと元気になるアレンジとメロディが素晴らしい。最近はこういうタイプの曲は少ないが、80-90年代では日本ロックの王道だった。
腐れ縁(Kusare en) [MP3ファイル]
15歳の時に完成していたという名バラード。5分間の曲は5分で完成するという例えを地で行く曲。実は初めてXのEndless Rainを聞いた時に「同じ感性を持つミュージシャンがいるな」という感情をYOSHIKIに対して持った。一番好きなパートはギターソロ。
微笑みは虹の彼方に
QUEENの"Don't Stop Me Now"風な曲。ボーカルの出来以外は好きなポップな曲。フレディ位の唄があれば言うことは無かった。
Cry For the Moon
非常に日本的な、というよりはサザンオールスターズ風なバラード。ギターソロはちょっとイングヴェイ風に弾いてみた。一部では歌詞の評価が非常に高い。クッサいラブソングだけど。
Smile For Yourself [MP3ファイル]
ポルノグラフティの頃のExtreme風に仕上げることも考えたのだが、サンバとアフリカンとテクノとロックを融合させた、非常にポップな曲に仕上げた。アルバムの中ではかなり異色な曲だが、素晴らしい音楽だと思う。ラストの超絶シャウトがまたミスマッチでかっこよい。ギターソロも頑張った。とにかく良い曲。ただ、最近マツケンサンバがこの曲をパクッたのでは無いかと思うほど似ているのが気になるのだが…
Blue Sky Blue
西城秀樹の名曲「ブルースカイブルー」のカバー。ぶっちゃけオリジナルには及ばなかったが、この曲をカバーしたというセンスは評価できる。
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