Americana :: The Offspring
by The Offspring 1998年作品
結果としてバカ売れし、おそらく巨額の印税をえることになったモンスターアルバム。このアルバム発売当時、私は米国にいたのだがここまで売れるとは思っていなかったが、発売日にTower Recordsで購入したのを覚えている。
当時は、Green Day, NOFX, Misfits, Bad Religion等のパンク(メロコア)ブームということもあり、この手のCDはよく買っていたものだ。
The Offspiring の特徴は、ひとことで言うと「下手」なバンドといえる。これは決して彼らをバカにしている訳でも批判している訳でもないが、先述のバンドと比べると歌も演奏もそれだけを引き合いにすれば聴き劣りはする。
だが、それ故にパンクらしいバンドであると同時に、CDに入っているのは(逆説的だが)彼ら自身が演奏している証明になっているし、皮肉っぽい歌詞やおちゃらけたカバーのセンスとうまく融合しているのかも知れない。
いずれにしても競争相手が多いメロコア業界で、Green Dayと並んで最大級の商業的成功を収めているということはそれだけ支持者が多い証である。やはり凄いバンドなのかも知れない。
The Offspiring の特徴は、ひとことで言うと「下手」なバンドといえる。これは決して彼らをバカにしている訳でも批判している訳でもないが、先述のバンドと比べると歌も演奏もそれだけを引き合いにすれば聴き劣りはする。
だが、それ故にパンクらしいバンドであると同時に、CDに入っているのは(逆説的だが)彼ら自身が演奏している証明になっているし、皮肉っぽい歌詞やおちゃらけたカバーのセンスとうまく融合しているのかも知れない。
いずれにしても競争相手が多いメロコア業界で、Green Dayと並んで最大級の商業的成功を収めているということはそれだけ支持者が多い証である。やはり凄いバンドなのかも知れない。
Americana
楽曲紹介Welcome
Toll Free等の電話ガイダンスのパロディ(?)毎回同じようなネタを使うが、これは結構好き。
Have You Ever
疾走感あふれるナンバー。イントロからサビに入る楽曲構成はさすが。
Staring At The Sun
メロコアらしい、覚えやすいメロディが光る。一緒に歌いたくなるような曲。
Pretty Fly (For A White Guy)
冒頭、Def Lepard の"Rock of Ages"からの引用があり、オリジナルの曲までも再度表舞台に出してしまった大ヒットナンバー。シニカルな歌詞もよい。
Kids Aren't Alright, The
パンクとハードロックの中間にあるようなイントロがかっこよい。曲もハードロックっぽくてきちんとギターソロもある。個人的にはこのアルバムで一番好きな曲。
Feelings
サビを聴いて、「ハイファイセット」のパクリかよ?と思ったが、なんとカバー曲だった。
サビを聴くまで原曲がわからなかったのは、パンクバンドによるカバーの鉄則「原曲破壊」という点で面目躍如といったところか。
She's Got Issues
ポップな曲だが、パンクというよりはこれもハードロック的な感じが強い。80年代のハードポップという方が近いか。
Walla Walla
これぞ、メロコア!。メロディもアレンジもかっこよい。特にサビの掛け合いが最高だ。
End Of The Line, The
Bad Religion ぽいところもある、正統派アメリカンパンクロック。こういう曲はドラムがもっとタイトなら何倍も良くなると思うのが残念だが。
No Brakes
Walla Walla から続く疾走ナンバー連発で、このアルバムのクライマックスというところか。この曲もリズムがちょっと残念であるが..
Why Don't You Get A Job?
ポップでシングル、およびラジオ向けな曲。一般リスナーをつかむのにはうってつけの曲だと思う。
Americana
アルバムタイトル曲ということもあり、バンドの思い入れが伺える佳曲。パンクにしてはちょっと複雑な曲じゃないかと思う。X Japanっぽくも聴こえるけどね。
Pay The Man
なぜこのバンドでこのこの曲を演る必要があるのか? 個人的には蛇足だと思いますが、やりたかったんだろうね..
新作 Splinter はドラムのRon Welty脱退後初のアルバム。Ronには申し訳ないが、演奏面で一番の弱点が補強でき、バンドとしては良い方向に行くのでは。
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